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【7月 月護摩】~必死~

  • chisyou1006
  • 7月18日
  • 読了時間: 2分

先日、檀家様がお亡くなりになられ

葬儀に行って参りました。

お亡くなりになられたご主人様は何度か危篤を告げられながらも、一生懸命「必死」に最期まで生きられました。


心よりご冥福をお祈り申し上げます。




「必死生きる」「必死に頑張る」


必死とは必ず死ぬと書きます。

毎日元気に生きているときは、よほどのことがない限り、死のことなど誰も考えたりしません。

人生とは「生」であり、死を迎えない人は誰ひとり居ません。


楽しい旅も、必ず終わりが来ます。


死は誰にとっても不安であり、恐ろしいものです。




しかし、反対にもしも私たちの人生に終わりがなかったらどうでしょうか



いつまでもいつまでもこの人生がこの日常が終わらないとしたら⋯

想像するだけでこれもまた、死ぬことに負けず劣らず恐ろしいことなのです。



人生の時間を砂時計として考えるならば、生まれ落ちた瞬間から砂粒は落ち始めますが、残りの砂粒が少なくなってから初めて終わりを意識するのです。



砂粒が無限にあり、永遠に落ち続けるのであれば、誰も注意して見つめようとはしませんし、砂時計のことなど気にもとめません。


生まれたその瞬間から、私たちの人生の砂時計は一瞬も止まることなく、無慈悲にも同じ早さで落ち続けているのです。



「必死に生きる」

一度きりしかない朝、一度きりしかない昼、一度きりしかない夜、ひと粒落ちる瞬間瞬間を過ごしているのです。



この世に生を受け、砂時計が落ち続ける今がある事に感謝し

有限である人生「大切」に毎日を「必死」に生きてください。



来月8月18日も午後14時~お勤めいたします。(どなたでもお参り頂けます)


まだまだ暑い日々が続きます。

熱い有難いお護摩の炎を感じに

お参りお待ちしております。



 
 
 

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