【4月 月護摩】 ~『いただきます』『ご馳走さま』~
- chisyou1006
- 4月18日
- 読了時間: 2分

毎日のように子供たちに「いただきますした?」「ご馳走様でしたしてよ?」と訪ねます。
子どもとしては親が言うから言っているのであって、一人だと言わない子が多い気がします。
『いただきます』
食卓に並ぶお魚やお肉お野菜など、全てに命があります。
どんな生き物も必死に生きていますし、人間に食べられるために生きているんだと喜んで食べられる生き物は居ません。
残念ながら我々は殺生せずしては生きていけません。私たちは命をいただいて生かされています。
ですので食事をいただくときには、大口にほおばったり粗末にしてしまわず、行儀よく頂く。犠牲となっていった「命」があることを思いあらゆる命に感謝合掌し「いただきます」と言いましょう。
『ご馳走さま』
馳走とは馳せ走ると書きます。
大昔は馬に乗って駆け回って食べ物を集めておりました
毎日、食事を作るのは大変です。
毎日毎日何を作るのか考えるのは簡単なことではないでしょう。
家でご飯を食べるときは作ってくれた家族の人がいるし、お店で買ったご飯にも作ってくれた人がいます。
もっと言えばその食材となる野菜を作った農家の方や、魚を捕った漁師さん、お肉となった家畜を育てた牧場の人もいます。
私たちが命をいただくということは、たくさんの方の手間暇がかかった準備のおかげなのです。
このように食材をおいしいご飯にするために一生懸命準備をしてくれた人々へ感謝をする言葉です。
お解りの通り食事ができるのは決して当たり前ではありません。
作ってくれた人、準備をしてくれた人に
少しでも感謝の気持ちをあらわして合掌し「ご馳走さまでした」と言いましょう。
次回、5月18日㈰午後2時~月護摩お勤め致します。
皆様のお参りお待ちしております。



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